1月、壽 初春大歌舞伎 昼の部「菅原伝授手習鑑」に出演いたします。
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みどころ

菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)

〈寺子屋〉忠義のはざまで苦悩する夫婦の姿
 寺子屋を営む武部源蔵は、菅丞相の嫡子菅秀才をかくまっていますが、敵方の藤原時平の家臣春藤玄蕃の知るところとなり、菅秀才の首を討つよう命じられます。源蔵夫婦は悩んだ末、今日寺入りしたばかりの子どもの首を身替りとして、首実検にやってきた松王丸に差し出します。実はその子は松王丸の子供の小太郎。松王丸は菅丞相に敵対する時平に仕えてはいるものの、今こそ恩義のある菅丞相に報いようと、女房の千代と申し合せ、あらかじめ身替りになるように我が子を差し向けていたのでした。
 新白鸚が幸四郎襲名披露の際に演じた松王丸を、37年の時を経て白鸚襲名披露でも勤める、重厚な義太夫狂言の名作をご覧いただきます。